ＲＣＡの直熱３極出力管８３５（２１１Ｗ）です。 ８３５は製造期間が短く、製造数も２１１と比較すると圧倒的に少なかったため、今では市場にほとんど出てきませんが、型番は違っても２１１と同規格の真空管です（そのまま差し替えて使用できます）。
出品していますのは、太平洋戦争初期に当時ＲＣＡが８３５をアメリカ海軍に納入したもので、ＵＳＮ（アメリカ海軍）、ＣＲＣ（米海軍でのＲＣＡ社のメーカーコード）表記入りで、型番は同じく海軍用真空管８３０００番台表記も入っている真空管です。
因みに、８３１１１が２１１用に割り当てられた型番で、出品しています８３１１１Ａはその高信頼管である２１１Ｗとなります。
また、内部もプレート上下のセラミック板の形状や電極全体の支持金具の構造も一般的な２１１とは異なる特徴が見られます。 かなりの希少管。

元箱および真空管ベースには、１９４２年の記入があり、元箱にはイカリのマークも入っています（製造自体は１９４２年よりもう少し古いかもしれません）。
また、元箱とベース部分に書かれたシリアルナンバーもそれぞれ一致しています。
どちらも元箱入りで（元箱には一部いたみが見られます）、当時の海軍への出荷書類が残っており、片方にはＲＣＡオリジナルの取扱説明書兼特性曲線入りのデーターシートも付属しています。

どちらもゲッタの減少もあまり見られず、ガラス面の着色なども見られないきれいな どちらもＴＶ７／Ｕの測定可能範囲で動作を確認済みです。
入札価格は２本セットの価格です。 ノークレームでお願いします。

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（2023年 5月 24日 13時 39分 追加）説明文の中で、＜片方にはＲＣＡオリジナルの取扱説明書兼特性曲線入りのデーターシートも付属しています。＞とありますが、 取扱説明書兼特性曲線入りのデーターシートは、両方に残っています。